富田林市南大伴町三丁目 よりAQUOS sense3 (SH-02M) のバッテリー持ちが悪い症状にお困りでお持ち込みいただいた修理をご紹介。
AQUOS sense3 (SH-02M)
・メーカー：シャープ
・発売：2019年
ディスプレイ
・5.5インチ
・解像度 フルHD＋ （2160×1080）
・種類 IGZO液晶
IGZO液晶とは従来のガラスパネル、液晶パネル、タッチパネルの三層構造だったもののうち液晶パネルとタッチパネル部分を一体化させたディスプレイとなります。
一体化した事により光の反射が抑えられ、屋外での視認性の向上に成功しています。更にはバックライトからの光が通りやすくなった事により省電力性能もUPしています。
カメラ
・メインカメラ：デュアルカメラシステム
- 1200万画素（標準）
- 1200万画素（広角）
・フロントカメラ：800万画素
カメラに関しては現代の水準と比べると画素数は劣ってはいますが、特にこだわりが無いのであれば充分綺麗な写真や動画の撮影が可能です。
プロセッサ
・チップセット Snapdragon 630
・CPU オクタコア （2.2GHz×4+1.8GHz×4）
チップ性能も控えめな機種ではありますが、ガッツリゲームをしたい！などでない限りは普段遣いで不満の出る性能ではないでしょう。
メモリ・ストレージ
・RAM：4GB
・内部ストレージ：64GB
・外部ストレージ：最大512GBまでのmicroSDXC規格に対応
今ではiPhoneだけでなくandroid端末の外部ストレージスロットもどんどん廃止されてきてる流れになっているので、microSDが使える機種は本当に便利だなと思いますね。
例として通常128GBストレージモデルと256GBストレージの端末販売価格は数万円程の差がありますが、microSDであれば数千円で拡張出来てしまうので無くなっていくのが少し悲しいです。
バッテリー
・容量：4000mAh（急速充電対応）
このバッテリーの容量ですが本当にandroid系統は搭載量が多いです。
appleの同世代の機種と比べると2倍弱程搭載している事になります。
搭載プロセッサや液晶などが全然違うものを使用しているので単純に2倍長持ちというわけではありませんが、バッテリーの持ち具合はいいに越したことはありませんよね。
今回お持ち込みいただいた端末はこの部品が劣化してきており充電の減りが早くなってしまっていました。
防水・防塵
・防水：IPX5/IPX8
・防塵：IP6X
防塵と防水の性能を表す国際規格（IEC60529）で次のように定義されています。
防塵性能（IP6X）
- 6等級は完全な防塵性能を持つ事を示しています。微細な粉塵が内部に侵入しないよう完全に保護されています。
防水性能（IPX8）
- 8等級は水深1.5Mで30分間水没しても機器が正常に動作する事を示しています。
※ただしこの水没の性能に関しては端末が新品の状態であり、常温で不純物の含まれない真水などのメーカーが定めた条件でのテスト結果ですので、端末の使用年数による経年劣化やお湯や石鹸などの不純物を含んだ液体に浸かってしまったりかかってしまうと簡単に水没してしまう事が考えられます。
「防水だから大丈夫！」と安心しきって使うのではなく、水場で使う時は故障してしまうかもしれないリスクの元、自己責任で使用するようにしましょう。
生体認証
・指紋認証
現行のスマートフォンの生体認証は顔認証な事がほとんどではありますが、指紋認証が個人的には大好きです。
顔認証の場合、暗い場所やマスク、サングラスなどを着用している時にはどうしても精度が落ちてしまいます。
その点指紋認証はある程度どの環境下でも精度が安定しているのでストレスフリーだったりします。
ただ、お風呂に長時間浸かったあとなど指がフヤケている時などは顔認証の軍配が上がると思います。
その他機能
Wi-Fi5
Bluetooth5.0
NFCあり
おサイフケータイあり
タッチ決済系に対応しているので普段遣いで困ることは殆どないでしょう。
AQUOS sense3のバッテリー交換
それでは今回の本題。
AQUOSsene3のバッテリー交換修理をしていきます。
本体はこちら。
早速フロントパネルを取り外していきましょう。
吸盤が2つ付いていて握るタイプのオープナーを使用する場合は背面にシールなどが付いていると機能しませんので剥がしてから作業を行いましょう。
この世代のAQUOSは白いシールが貼り付けられている事が多いです。
しっかりと温めてから吸盤で引っ張りながら慎重に粘着を薄いピックなどで切りながら開けていきます。
この際は吸盤を引っ張る力加減やピックやヘラの入れすぎには注意しましょう。
画面の粘着を全て切り離したらそのあとは画面と基盤を繋いでいるコネクターを外します。
ドライバーでカバーを外して２つのコネクターを取り外してやっと画面が分離します。
すると中身はこんな感じ。
まだ基盤は見えていませんね。
ではここから基盤のカバーを外します。
この機種は全てプラスのドライバーで完結するので比較的工具類を用意する費用はかからなさそうです。
カバーを固定しているネジを全て取り外してカバーを外すとやっと基盤が見えてきます。
ここから早速バッテリーから伸びているコネクターを取り外してまず通電しないようにします。
その後にバッテリーの上を這っている黄色のケーブルのコネクターを取り外してからバッテリーを包んでいるグレー系の透明のフィルムをめくります。
フィルムがしっかりめくれている状態であればポロッとバッテリーが外れてくれると思います。
ほんとのスマートフォンのバッテリーを固定する方法が両面テープのような物なのですが、この機種はグレーのフィルムがご本体に接着されておりそのフィルムでバッテリーを包んで固定しているので本当に取り外しやすいです。
機種によっては慣れていてもバッテリーを綺麗に取り外すのに悪戦苦闘する場合もあります。
この状態から新しいバッテリーを包み直して絶縁テープなどで固定してあげればバッテリーの交換は完了！
あとは元通りに組みなおしていくだけですが、再圧着する形になりますので元々画面と本体を固定していた粘着は綺麗にお掃除しましょう。
これを丁寧にやったやっていないでその後の剥離リスクが格段に違います。
他パーツを傷つけないよう丁寧に掃除して修理用の圧着テープや接着剤を駆使しながらパネルを取り付けましょう。
取り付けたあとも画面が剥離してきにくいように使用した接着剤などにもよりますが、1時間は最低でも圧着時間を設けましょう。
※くれぐれも接着剤などはスマートフォン修理用の専用の物を使用しましょう。瞬間接着剤などでも固定は出来ると思いますが、樹脂が溶けてしまったり次回分解したくなった時に画面を割る他選択肢が無くなってしまいます。
今回ご紹介したAQUOS sense3は画面から開けるタイプのandroid端末の中では修理難易度は低めだと思いますが、初めて自分で修理する際などは一つ一つの作業を丁寧、そして慎重に行いましょう。
別部品を傷つけてしまった場合などはかえって修理費が高くなってしまう事になりかねませんので、この記事を見た上で不安な方はお近くのスマートクールにお持ち込みくださいませ。
部品在庫の関係上、飛び込み来店の場合は即日修理出来ない可能性もございますので、修理ご希望の際は事前に電話やWEB予約などをしていただけますとお持ち込み日に即日修理する事も可能です。
その他ご不明店などあればお気軽に店舗まで♪
修理費用や時間など
それでは今回の修理したAQUOSsense3のバッテリー交換費用や時間などをご紹介。
修理費用
- ¥11,880（税込み）
修理時間
- 2時間〜3時間程
※混雑状況などにより上記の時間で作業が終わらない可能性が御座います。
その他機種の修理料金は下記をご確認ください。
店舗情報
| 店舗名 | スマートクール 富田林エコール・ロゼ店 |
|---|---|
| 住所 | 〒584-0082 大阪府富田林市向陽台3-1-1 エコール・ロゼ 1階 |
| 電話番号 | 0721-40-5060 |
| 営業時間 | 10:00～20:00 不定休 |
